旧チャーチのブックバインダーカーフは種類がある?
以前報告した旧チャーチのモンクストラップWestburyウエストバリーについては、サイズが合わず、ひとまずお蔵入りしましたが、自分のサイズが出てきたので、また買っちゃいました。
文字はほとんど消えていますが、他のサイトの方によると、旧チャーチ(3都市)でも凹みのある刻印は、より初期で80年代のものらしいです。
で、早速丸洗いしてみたのですが、実は気付いたことが。
前回は、ブックバインダーカーフは意外と早く浸水するとお伝えしましたが、今回はどうも様子が違います。
一晩中、水に浸けてみましたが、明らかに浸水していません。
また、履きジワの修復も様子が違います。
前回は伸ばすことで革の形が変えられましたが、今回は難しい感じです。
年代によって革の質が違うのか、それともまさかの偽物?
あとで調べてみようと思いますが、もしご存じの方がいれば教えて下さい。
なお、バックル回りにあった青銅サビの付着物は、水に浸けたことで勝手に消えましたので、参考まで。
また、乾燥を終えてメンテしたら報告したいと思います。
中古靴レポ(失敗‼︎):サンダースのブーツ
着々とebayで購入しつづけてます。ヴィンテージ靴。
良い靴を手頃な値段で買えているのですが、いくつか失敗もしています。
今回紹介するのは、その一例。
Sandersサンダースのイギリス軍パレード用ブーツです。
Georgeジョージというモデルですが、実際に軍で使用されていたものの払下げ品となります。
カッコよくないですか⁉︎
いかにもミリタリーっぽくて、グリーンのパンツやカーキのチノパンに合わせたくなる佇まいです。
でも何が失敗かというと、パテントレザーだったことです。
パテントレザーとはエナメルのことです。
手入れせずにピカピカというメリットがある一方、ヒビ割れなりダメージを受けたものは直せないというデメリットがあります。
そして、ガッチリ革を固めてますので、ほとんど伸びません。自分にとってはちょっと幅が狭いのです。
雨の日用にしようかなとも思いましたが、裏がレザーソール&減り防止にスチールのプロテクターがついていて、すごく滑りそう…
もはや鑑賞用にしかならないかも、という約7,000円の勉強代でした。
カッコいいんだけどなぁ…(未練たっぷり)
レッドウイングを丸洗い
自分にとっては、2代目となるレッドウイング。
ラフネックというモデルのJ.Crew別注品(型番4183)ですが、セール&円高のおかげで1万5,000円以下だったので、思わず買ったやつでした。
これと同じモデル
↓
自分はレッドウイングといえばアイリッシュセッターという世代なので、白ソールの方がよかったなと思いつつも、履いていくにつれ、黒のゴツゴツソール?の良さが分かりました。
まず、ヒールが減らない。
先代は赤のアイリッシュセッターの白ソールでしたが、かかとの減りが早かった印象があります。が、これは全然減らない。
そして、雨に強い。
白ソールは、雨の日にツルツルした床などでたまに滑った記憶がありますが、黒のゴツゴツソール?は一切滑ることもありません。
キャンプや林道の散歩などアウトドアを中心に大活躍してくれてます。
と、そんな感じで、ガシガシ履いていたブーツも、購入からもう10年近く経ちましたので、今回丸洗いしてみることにしました。
では順番にいきましょう!
手順➀ ドキドキしながら水につける
正直今回はあまりドキドキしませんでしたけどね。なぜなら普段から外についたドロを水で流したりしてて、大丈夫なの知ってましたので。
手順➁ サドルソープ&スポンジ/古い歯ブラシで洗う
古い歯ブラシ大活躍です。使ってるところの写真を撮り忘れましたが、洗う前はこんな感じで、ドロやオイルの塊がありました。
それを歯ブラシで掃除するとかなりキレイになりました。縫い糸も白さが戻ってますね。
あと、靴の中も忘れずに洗いましょう。
手順③ 新聞紙を入れて2~3日乾燥
型崩れするようなヤワなブーツじゃないので適当です😁
だいぶ革が乾燥してるのが分かります。
手順④ オイルを塗って紐を付けたら完了
レッドウイングにはミンクオイルと決まってます(笑)ので、ミンクオイルの手塗りです。
あと、紐も外した後、ネットに入れて洗濯機で洗いましょう。結構汚れてますので。
で、紐を付けて完了!
ご覧のとおり、キレイさっぱりしました。
この手のブーツは履き込んでなんぼではありますが、たまには洗ってあげるといいですよー。
旧チャーチを丸洗い
旧チャーチ(3都市)のウエストバリーを丸洗いしました。
今回のテーマは、
①ブックバインダーカーフのシワ伸ばし
②レザーソールのケア
の2点です。
早速いきましょう!
まず、水に漬けると、意外と早く浸水しますね。ガラスレザーと考えるとこれはすごく意外です。
汚れもあまりないので、サドルソープをつけて、軽くスポンジで擦る程度にします。あとはコバまわりだけ古歯ブラシでチャチャッと掃除。
その後、しっかりシワを伸ばしてから乾燥させます。濡らしている段階から、反り返っているつま先を逆に曲げる様にするだけで、十分効果があります。
そして、乾燥時にはそれをキープできるよう、新聞紙をパンパンに詰め、ある程度乾いたらシューキーパーを使います。
ある程度乾燥させた後(2日後)がこちら。
もうこの段階で、テーマ① 「ブックバインダーカーフのシワ伸ばし」については、結論出ましたね。
結論:丸洗い&乾燥で、だいぶ改善します!!
元がこちら。
ブックバインダーカーフは、一箇所が曲がるというよりコードバンのように大きなウネリのような感じでシワが出来るように思います。
なので、修復しやすいんでしょうね。
さて、乾かした後は、まずサフィールのレノベータークリームです。
聞いた話では、ブックバインダーはガラスレザーなのに、しっかり浸透するんだとか。
果たして…
確かに浸透してます。
グングン吸収とはいきませんが、明らかに浸透している感じがあります。
ブラシかけ後
そして最後、軽くカラークリームを塗って、馬毛ブラシをかけ、布で軽く拭いたのがこちら。
くたびれ感がなくなり、程々に履き込まれた感じになりました!
普通の人は30年以上前の靴とは気付かないでしょう。
確かにブックバインダーカーフは良い革であることが分かりました。
さて、テーマ②レザーソールのケアですが、まず洗う前のソールの状態はこちら。
かさかさして、ざらついている状態ですね。
このために買ったコロニルのソールガードの登板です。
ボトルの頭にスポンジがついてて、そこから出しながら塗ります。
塗り終わったら、クリームの瓶の底を使い、力を入れて押し込むようなイメージで擦ります。
すると、カサカサやヒビ割れが押し潰れ、締まった感じになります。
カサカサしてると水が浸透してくるのはもちろん、削れやすくなり消耗も早くなってしまいますから、靴底も少しケアした方がよいでしょう。
けど、こうして少し手入れしてみると良い靴はソールにも良い革が使われていることも実感します。
写真を撮ってなかったのですが、前に紹介したクロケットのヴィンテージも小さなヒビ割れが目立ちましたが、ソールガード&押し潰しで全く問題なく履けています。
テーマ②レザーソールのケアの結論です。
多少のカサカサやヒビ割れ位なら、ソールガード&瓶での押し込みで、問題なし!
(※あくまで個人の感想です😁)
ダメになったらハーフソールを貼ればいいですしね。(無責任😜)
中古靴レポ:旧チャーチ(3都市)ウェストバリー
ヴィンテージ靴購入欲が止まりません…
どんどんコレクター化してます。
自分で履けるものを基準にしてるはずですが、もし無理でも売ればいいや、くらいの軽いノリで、日々eBayチェックしてます。
そして、安くてリペアのし甲斐があることも条件です。
そんな訳で新たな仲間が加わりました。
旧チャーチ(3都市)のモンクストラップ、ウェストバリー。色はバーガンディーで、金のバックル。革はブックバインダーカーフです。
旧チャーチの靴は、チャーチマニア?も多く、色々情報が出てきますね。
まずサイズ・ラスト表記は「70G73」とあり、UKサイズ7.0のウィズはG(広め)、ラストが73ということが分かります。
ラスト73はチャーチの名作ですが、長さが短く、大き目サイズを履くべし、と言われていますが、果たしてどうでしょうか。
私の通常UKサイズは7.5F、もしくはGなら7.0でもいけるのですが…
入るけど無理。
0.5ではなく1.0大き目のサイズを買うのが正解でしょう。何なら1.5上でもいいかもしれないくらいの寸詰まり感です。
このサイズ感は試してみないと分からなかったですね。。
いつか売却決定😅
さて、そして今回の丸洗いテーマは、ブックバインダーカーフがどうなるか、およびレザーソールの手入れです。
昔のブックバインダーカーフは、今のポリッシュドカーフより良いらしいですが、実際どうなんでしょうか。
そして、レザーソールについては、前回のクロケット&ジョーンズで気付いたのですが、乾燥してひび割れもあったりするので、ヴィンテージ購入時には一応見ておくべきポイントかなと。
もちろんソール交換はできますが、なるべくオリジナルでいきたいですしね。
ソール用のオイルを購入したので、どんな感じになるか、試してみたいと思います。
また、アップしますので、ぜひご覧ください。
クロケット&ジョーンズを洗う(その②)
前回、乾燥させるところまででしたので、続きです。
丸二日、乾燥させた状態がこちら。
全体的にはいい感じに見えますが、甲のウイングチップの内側部分の少し色味が異なり、色ムラのようになっていること、また全体がキレイになったことにより、細かな汚れやシミも見えるようになりました。
でも、ヴィンテージシューズに新品同様のピカピカさを求めるのは無理がありますし、ヴィンテージを履くなら、ムラやシミを“味”として受け止めるくらいの余裕がないとダメでしょう(笑)
ですが、せっかくなので一とおりやることはやってみることにします。
まず、ローションで汚れを落とします。
汚れている部分だけやると、より色ムラっぽくなりますので、全体的にローションを使います。
そして、リノベータークリームの投入です。ぐんぐん染みこんでいきます。
この吸いこみ具合がたまりません(笑) 今回も二度塗り。
そして、もっとたまらない瞬間がこの後。
ササっと布で乾拭きすると、驚くべき変化が⁈
まずは片足だけ。分かります?
そうです、右側の靴(左足)が乾拭き後です。
両足をやって、朝日に照らす(笑)とこんな感じ。
もうこの時点で大満足です(笑)
細かい所を見ていきましょう。まずは、左のつま先にあった小さいキズ。
それがこの仕上がりに。目立たない。
右のつま先も、少し汚れがありました。
が、ご覧のとおり。
同じく右の内側にあった黒ずみ、そしてつま先にかけてのサイドのくすんだ感じも…
全然、許容範囲でしょう。
ヤスリで削ってのリペアはやらないに越したことはありませんので、今回はこのまま仕上げに入ります。
ピカピカに仕上げる靴ではないので、サフィールの乳化性クリームを使います。
その仕上がりはこちら!
甲のウイングチップ内側の色味の違いは残ってますが、光もあたっていい感じに見えますね。
繰り返しになりますが、多少のことは"味"としておきましょう(笑)
さらにアンティーク仕上げとかやれば、もっといい感じになりそうな予感はしますが、今回はここまで。
最初はこれ↓ですから、だいぶ良くなりました。
最後に、今回学んだことのまとめです。
・靴底から上がってくるようなシミについては、おそらく水ジミ。丸洗いで消える。
・甲につくようなシミも、多分なんとかなる。(油シミもある程度丸洗いで溶かせる。)
・全体的なくすみ、色ムラは多少の改善はあるけど、完璧には消えない。
クロケット&ジョーンズを洗う(その➀)
ヴィンテージのCrockett & Jones購入後、早速の丸洗いレポートです。
★購入時の状態はこちら↓
pondofkawagutsu.hateblo.jp
乾燥まで2〜3日はかかりますので、ライブとはいきませんが、なるべくタイムリーにアップしてみます。
★手順は基本的にこちら↓
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シミもあったので、今回は長めに15時間くらい水につけました。
もう既にシミは大丈夫そうに見えますね。
これが元の状態。
思ってたとおり、というか期待以上の成果。ラッキー。
そしていつもどおり、サドルソープを使ってスポンジ&古い歯ブラシで中も外も洗います。
今回は汚れが目立つ部分もありませんので、ちゃちゃっと完了。
洗い上がり。サッパリした感じがするのは気のせい?
今回は履きジワがだいぶ残ってる感じがするので、新聞紙をパンパンに詰め、また早めにシューツリーでの乾燥に切り替えます。
続きはこちら
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