アラフォー、ファッションを語る。

急にファッションに目覚めた?アラフォーのブログ。革靴、特にブーツ好き。

クロケット&ジョーンズを洗う(その➀)

ヴィンテージのCrockett & Jones購入後、早速の丸洗いレポートです。


★購入時の状態はこちら↓
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乾燥まで2〜3日はかかりますので、ライブとはいきませんが、なるべくタイムリーにアップしてみます。

★手順は基本的にこちら↓
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シミもあったので、今回は長めに15時間くらい水につけました。

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もう既にシミは大丈夫そうに見えますね。


これが元の状態。

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(洗浄前)

思ってたとおり、というか期待以上の成果。ラッキー。


そしていつもどおり、サドルソープを使ってスポンジ&古い歯ブラシで中も外も洗います。
今回は汚れが目立つ部分もありませんので、ちゃちゃっと完了。


洗い上がり。サッパリした感じがするのは気のせい?

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今回は履きジワがだいぶ残ってる感じがするので、新聞紙をパンパンに詰め、また早めにシューツリーでの乾燥に切り替えます。

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続きはこちら
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クロケット&ジョーンズのヴィンテージ

またまた買っちゃいました、ヴィンテージシューズ。

今回はクロケット&ジョーンズです。

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PELHAMというモデルのようですが、ネットで検索しても一切出てきません。

Lastは248で、これも廃番になったラストのようです。今も続く228は1954年、236は1961年開発のようですし、ロゴからしても、70~80年代のような気はしてます。

 

 

そして、ご覧のとおり、シミがいくつかあります。

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でも、購入の決め手は、中がキレイそうだったこと、見たことないデザイン、革質も良さそうだったことで、また丸洗いして、色気たっぷりのヴィンテージシューズに変身してくれることを願ってます。

 

こちらに続きます↓

 

 

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70’sトリッカーズをリペア(失敗例アリ)

eBayで買った格安ヴィンテージトリッカーズの修復過程を紹介します。
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手順①
ヒモを外して、ローションを使って軽くワックスを落とします。
靴の中は消毒のために、除菌スプレーをガンガンかけます。

そして、水へ浸けます。全体に染み込むまで20分位かかりました。

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手順②
サドルソープを泡立てながら、スポンジで軽く擦ります。コバや汚れの目立つ所は、使い古しの歯ブラシでしっかり汚れを落とします。

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この黒ずみ?は、コバの色付け時についたものかと思ってましたが、しっかり擦ると取れました。

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粘着性がある塊で、ついてる場所からも考えると、どうもワックスの残りっぽいのです。ブラシで手入れしないとこういうことになるんですかね。


こちら↓のちょっと影になっている部分の黒ずみを歯ブラシでこすると…

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ご覧のとおり。
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せっかくなので、メダリオンも楊枝でほじくりました。

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手順③
軽くボロ布で拭き、中に新聞紙を詰め込みます。最初は10分程度ですっかり染み込みますので、すぐ変えます。その後は30分、2時間とだんだん間隔を開けて、2〜3日しっかり日陰か室内で乾かします
日向では革が縮んでしまうので、やめましょう。

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乾燥し終わったのがこちら。

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横もキレイに。

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トゥのキズはこんな感じ。左足は結構深い。

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手順④
ヤスリで擦ります。最初120番くらいのやや荒めのでやすりがけし、240、400、800と順に細かくしていきます。

キズだけを狙い撃ちするのではなく、広めにやりましょう。力を入れず、広範囲を軽くなするイメージで。
キズを100%見えなくするように削る必要はないとのこと。
(多少残っていてもその後のカラーで目立ちにくくなるため。)

キズ部分だけを削った場合、このように表面が波打ってしまいます。靴のトゥには無理がありますね。。

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広範囲にやり直したのがこちら。

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手順⑤
ローションで水分&栄養補給します。
元々乾燥してたのもあるかと思いますが、一度では足りず、2回塗りました。(これはヤスリを広範囲にしていない写真です。削った所が少し凹んでいるのが分かりますね。)

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手順⑥
ヤスリで削った部分に色を入れます。

まずは、クレヨン補修にトライした結果をご覧下さい。(←貧乏性なので、まずは家にあるものでトライ!)
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赤と茶色、青をちょっとずつ塗っていくと…

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まあまあ良さげに

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ですが、クレヨンではしっかり補色できず、リペア跡が分かってしまいます。。


個人的には小さい範囲で目立たない場所なら、全然アリですが、トゥなので今回は断念。


やり直しで、革製品用の絵の具?を購入。絵の具の要領で色を作ります。

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茶系色の微調整をする時、明るくするには黄色、暗くするには青がいいみたいです。

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いい感じ。いよいよ仕上げに入ります。


手順⑦
クレム1925マホガニーをこのために購入。なんと日本で買うより高い!すぐ隣の国の製品なのに…


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指でちょっとずつ塗っていきます。

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するとみるみるうちに、復活!

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このクリームが最強と言う人の気持ちが分かりました。




最後に家にあったブルーのヒモを付けて、完成!

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(リペア前)
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そしてトゥの修復も全然目立ちません‼

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やってみての感想を一言で言うと、大満足です。


深刻なキズさえなければ、素人がある程度のところまで復活させるのは難しくないことが分かりました。

これをもってサステイナビリティを語るつもりはありませんが、古いモノを大事にすると気持ちがいいですし、今後もトライしてみたいと思います。


オールデンを洗う"番外編"(アンティーク仕上げでごまかす?)

10年もののオールデンを洗って、半分満足したのですが、キズの修復がうまくいかず、やむなくアンティーク仕上げに挑戦してみました。

手順を解説する程うまくいかなかったので、簡単に写真で追っていきます。

まず初期状態。ちょっと情けない。

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ローションで油分を落とした後、ダークブラウンのカラークリームを塗る。そして、多分ここが失敗。カラークリームを塗って、しばらく放置する前に、ある程度グラデーションを作っておいた方が良かったと思われる。

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1日放置すると結構染み込んでる感じで、クリームを伸ばせない。。
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でも何とかぼやかすように頑張って、ハイシャインワックスを使い、何とか仕上げてみたのがこちら。


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ハイ、ショボいです…😰


けど、ワークブーツ的に履くならこれもまたアリかと(←プラス思考!)、一旦終了することにしました。


しばらく履いて汚れてきたら、またアンティーク仕上げに挑戦したいと思います。

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オールデンを洗う(2.クリーム〜(キズ補修)〜カラークリーム)

オールデンを洗ってみた、続きです。

 

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手順①

しっかり乾かすと、こんな感じで見るからにカラカラになります。特に汚れを狙って擦ったところが少し白っぽくなってます。

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手順(おまけ)

洗う工程には関係ありませんが、以前カラー修復したところが変になってましたので、やすりで削ってのリペアに再挑戦します。

最初120番くらいのやや荒めのでやすりがけし、240、400、800と順に細かくしていきます。

力を入れず、広範囲を軽くなするイメージでかけ、キズを100%見えなくするように削る必要はないとのこと。(多少残っていてもその後のカラーで目立ちにくくなるため。)

また、色味が馴染むよう周りも軽くかけておきます。ついでに左足も黒く汚れたところを軽くヤスリがけしました。

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手順②

クリームで栄養を与えます。自分は指ですり込んでいきます。

(つけすぎ😱!というのもクリームの瓶をひっくり返すという失態を演じ、アタフタしました...)

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左足がクリーム済み。塗った瞬間、すぐに吸い込んでいく。。

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しばらく置いたら、布で軽く乾拭きします。

これだけでスコッチグレインのはほぼ履けそうな状態に見えますね。

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手順③

カラークリームで仕上げます。

スコッチグレインサフィールのクレム1925(マホガニー)で、ダービーブーツは同じサフィールですが、普通のカラークリーム(03ライトブラウン)で補色しました。

 

終わったのがこれ。

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以下、対比です。

特に左足のサイドを比べるともっちり感が出て、シワと染みがだいぶ綺麗になったのが分かります。(色味は撮影環境が違うためで、実際にはそこまで変わってません。)

(洗浄前)

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(仕上げ後)

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(洗浄前)
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(仕上げ後)

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新品のようにはいきませんが、まあこれだけハリが出れば満足です😙

9年分の汚れも落としてさっぱりし、あと10年とは言いませんが、5年くらいは余裕でいけそうです。(後でコバも色塗らないと、ですが。)

 

 

一方、ダービーブーツの方は…

 

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ダメですね…😫

 

もっちり感やツヤはいい感じに仕上がってますが、問題の右足のつま先が…

 

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一向に改善してない!

 

どうしよう…😨

 

これは前回カラー修復をやった時に、ヤスリで深く削りすぎたとしか考えられません。

 

前回と同じことをやっても仕方ないので、今度はアンティーク仕上げにチャレンジしたいと思います。

 

ということで、「オールデンを洗う」番外編として、次回「アンティーク仕上げでごまかしてみる。」に続きます(予定)。

 

 

 

 

 

オールデンを洗う(1.水洗い〜乾燥)

11年、9年目を迎えたオールデンのブーツ2足、だいぶ汚れてきたので、洗っちゃいました。
スコッチグレインのウイングチップブーツと、
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Alden/J. Crewの別注(既に紐外してた…)
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手順①
まずはクリーナーで軽く拭き取り、紐を外します。
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手順②
緊張しながら😁、ぬるま湯に浸けます。ムラなくしっかり濡らすのが大事。残ってるオイルや革の質によって結構時間がかかります。
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手順③
サドルソープで洗います。弱酸性のであれば手洗いソープで構わないという人もいます。
洗うといってもゴシゴシ洗うというより、軽くスポンジで擦ります。またコバなどは古い歯ブラシを使います。
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手順④
新聞を詰めて乾かします。
型崩れしないようパンパンに詰めることと、最初は交換頻度を高めることがポイント。
日向で乾かすと革が硬くなってしまうので、必ず日陰/室内で干します。
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あと、中がベージュなどの明るい色の靴では、新聞紙の黒い汚れがつきやすいので、気になる人は他の紙にした方がよいかと思います。

しっかり乾くまで2〜3日は必要ですので、次回に続きます。

タンのブーツの方は、セルフリペアで着色した所が変になってますので、何とかしなければならないですね。