アラフォー、ファッションを語る。

急にファッションに目覚めた?アラフォーのブログ。革靴、特にブーツ好き。

中古靴レポ:旧チャーチ(3都市)ウェストバリー

ヴィンテージ靴購入欲が止まりません…

どんどんコレクター化してます。

自分で履けるものを基準にしてるはずですが、もし無理でも売ればいいや、くらいの軽いノリで、日々eBayチェックしてます。
そして、安くてリペアのし甲斐があることも条件です。


そんな訳で新たな仲間が加わりました。

旧チャーチ(3都市)のモンクストラップ、ウェストバリー。色はバーガンディーで、金のバックル。革はブックバインダーカーフです。

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旧チャーチの靴は、チャーチマニア?も多く、色々情報が出てきますね。


まずサイズ・ラスト表記は「70G73」とあり、UKサイズ7.0のウィズはG(広め)、ラストが73ということが分かります。
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ラスト73はチャーチの名作ですが、長さが短く、大き目サイズを履くべし、と言われていますが、果たしてどうでしょうか。


私の通常UKサイズは7.5F、もしくはGなら7.0でもいけるのですが…

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入るけど無理。


0.5ではなく1.0大き目のサイズを買うのが正解でしょう。何なら1.5上でもいいかもしれないくらいの寸詰まり感です。
このサイズ感は試してみないと分からなかったですね。。


いつか売却決定😅



さて、そして今回の丸洗いテーマは、ブックバインダーカーフがどうなるか、およびレザーソールの手入れです。

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昔のブックバインダーカーフは、今のポリッシュドカーフより良いらしいですが、実際どうなんでしょうか。


そして、レザーソールについては、前回のクロケット&ジョーンズで気付いたのですが、乾燥してひび割れもあったりするので、ヴィンテージ購入時には一応見ておくべきポイントかなと。

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もちろんソール交換はできますが、なるべくオリジナルでいきたいですしね。


ソール用のオイルを購入したので、どんな感じになるか、試してみたいと思います。


また、アップしますので、ぜひご覧ください。

クロケット&ジョーンズを洗う(その②)

 

前回、乾燥させるところまででしたので、続きです。

 

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丸二日、乾燥させた状態がこちら。

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全体的にはいい感じに見えますが、甲のウイングチップの内側部分の少し色味が異なり、色ムラのようになっていること、また全体がキレイになったことにより、細かな汚れやシミも見えるようになりました。

 

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でも、ヴィンテージシューズに新品同様のピカピカさを求めるのは無理がありますし、ヴィンテージを履くなら、ムラやシミを“味”として受け止めるくらいの余裕がないとダメでしょう(笑)

 

 

ですが、せっかくなので一とおりやることはやってみることにします。

 

まず、ローションで汚れを落とします。

汚れている部分だけやると、より色ムラっぽくなりますので、全体的にローションを使います。

 

そして、リノベータークリームの投入です。ぐんぐん染みこんでいきます。

この吸いこみ具合がたまりません(笑) 今回も二度塗り。

 

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そして、もっとたまらない瞬間がこの後

 

ササっと布で乾拭きすると、驚くべき変化が⁈

 

まずは片足だけ。分かります?

 

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そうです、右側の靴(左足)が乾拭き後です。

 

両足をやって、朝日に照らす(笑)とこんな感じ。

 

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もうこの時点で大満足です(笑)

 

細かい所を見ていきましょう。まずは、左のつま先にあった小さいキズ。

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(洗った後。4本くらいのひっかき傷が少し目立ちます。)

それがこの仕上がりに。目立たない。

 

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右のつま先も、少し汚れがありました。

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が、ご覧のとおり。

 

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同じく右の内側にあった黒ずみ、そしてつま先にかけてのサイドのくすんだ感じも…

 

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(洗った後。くびれ?部分に黒ずみがあると、つま先側サイドの色味がちょっと違う。)

全然、許容範囲でしょう。

 

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ヤスリで削ってのリペアはやらないに越したことはありませんので、今回はこのまま仕上げに入ります。

 

ピカピカに仕上げる靴ではないので、サフィールの乳化性クリームを使います。

 

 

その仕上がりはこちら!

 

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甲のウイングチップ内側の色味の違いは残ってますが、光もあたっていい感じに見えますね。

 

繰り返しになりますが、多少のことは"味"としておきましょう(笑)

 

さらにアンティーク仕上げとかやれば、もっといい感じになりそうな予感はしますが、今回はここまで。

 

最初はこれ↓ですから、だいぶ良くなりました。

 

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最後に、今回学んだことのまとめです。

 

靴底から上がってくるようなシミについては、おそらく水ジミ。丸洗いで消える。

・甲につくようなシミも、多分なんとかなる。(油シミもある程度丸洗いで溶かせる。)

全体的なくすみ、色ムラは多少の改善はあるけど、完璧には消えない

 

 

クロケット&ジョーンズを洗う(その➀)

ヴィンテージのCrockett & Jones購入後、早速の丸洗いレポートです。


★購入時の状態はこちら↓
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乾燥まで2〜3日はかかりますので、ライブとはいきませんが、なるべくタイムリーにアップしてみます。

★手順は基本的にこちら↓
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シミもあったので、今回は長めに15時間くらい水につけました。

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もう既にシミは大丈夫そうに見えますね。


これが元の状態。

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(洗浄前)

思ってたとおり、というか期待以上の成果。ラッキー。


そしていつもどおり、サドルソープを使ってスポンジ&古い歯ブラシで中も外も洗います。
今回は汚れが目立つ部分もありませんので、ちゃちゃっと完了。


洗い上がり。サッパリした感じがするのは気のせい?

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今回は履きジワがだいぶ残ってる感じがするので、新聞紙をパンパンに詰め、また早めにシューツリーでの乾燥に切り替えます。

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続きはこちら
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クロケット&ジョーンズのヴィンテージ

またまた買っちゃいました、ヴィンテージシューズ。

今回はクロケット&ジョーンズです。

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PELHAMというモデルのようですが、ネットで検索しても一切出てきません。

Lastは248で、これも廃番になったラストのようです。今も続く228は1954年、236は1961年開発のようですし、ロゴからしても、70~80年代のような気はしてます。

 

 

そして、ご覧のとおり、シミがいくつかあります。

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でも、購入の決め手は、中がキレイそうだったこと、見たことないデザイン、革質も良さそうだったことで、また丸洗いして、色気たっぷりのヴィンテージシューズに変身してくれることを願ってます。

 

こちらに続きます↓

 

 

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大人になったら定番を買え。

"カッコいい大人"像を考える時、自分を持ってることが一つ大きな要素だと思っています。

仕事、生き様、趣味。何でもそうです。


もちろん、ファッションもそう。

カッコいいおじさんは、自分らしい服装を知ってますよね。

そして、流行りを追わない。(というと言い過ぎなので、正確には"追いすぎない"くらいかも。)


例えば、所ジョージさん。

あの人のカッコ良さは、"らしさ"にあると思ってます。

正直、あの歳であのファッション、普通は微妙になるでしょう。


けど、カッコいい。


なぜなら、所さんの趣味、嗜好、キャラが溢れ出てるのが分かるから。


たぶん、自分が好きなものを集める⇨統一感が生まれる⇨コーデもまとまっていく⇨自分らしさが確立する、ということなんじゃないかなと思ってます。


で、タイトルに戻ります。

大人になったら定番を買え。


自分の好きなものを集めるといっても、普通の人はファッションにかけられるお金は限られてますから、数年に亘って集めるのが現実的です。


なので、自分は服などを買う時は流行りを追うのではなく、なるべく自分の好きな定番アイテムを買うようにしています。


色や着丈、サイズ感、素材なども含めて、なるべく長く使えそうなものを選ぶのがポイントで、それをファッションのキーアイテムにします。


例えばコートなんかは、ステンカラー・チェスター・トレンチ・ダッフル・Pコートなどなど、どれも定番と言えるものですし、また色や素材もほとんど変わりませんから、普通は毎年買い替えたりしませんよね。
だから、キーアイテムにしやすい。


そういうアイテムを持つと、次に他のアイテムを買う際には、それに合うかどうかで判断できます。


そうして徐々に自分の好きな定番アイテムが増えてくると、どんどんコーデがしやすくなってきます。


そして、気がつけば自分らしいスタイルが確立してるのかなと思ってます。


自分は若い頃、流行りっぽいアイテムをよく買ってました。
試着する時の服と合うかどうかは判断できても、それ以外とはなんか合わせにくい、なんてことがよく起こってて、自分にはファッションセンスがないって思ってました。

そして、結局毎年それなりの数のアイテムを買う羽目になる。


今もセンスがある訳ではないですが、それなりにまとまりやすくなってきたのは、自分の核となるアイテムが揃ってきたからだと思ってます。

おっさんには、服で冒険する必要ほぼないですからね(笑)

安心して、定番を買いましょう。
それなりに値がはっても、長く着れれば結果として経済的だったりしますしね。

70’sトリッカーズをリペア(失敗例アリ)

eBayで買った格安ヴィンテージトリッカーズの修復過程を紹介します。
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手順①
ヒモを外して、ローションを使って軽くワックスを落とします。
靴の中は消毒のために、除菌スプレーをガンガンかけます。

そして、水へ浸けます。全体に染み込むまで20分位かかりました。

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手順②
サドルソープを泡立てながら、スポンジで軽く擦ります。コバや汚れの目立つ所は、使い古しの歯ブラシでしっかり汚れを落とします。

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この黒ずみ?は、コバの色付け時についたものかと思ってましたが、しっかり擦ると取れました。

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粘着性がある塊で、ついてる場所からも考えると、どうもワックスの残りっぽいのです。ブラシで手入れしないとこういうことになるんですかね。


こちら↓のちょっと影になっている部分の黒ずみを歯ブラシでこすると…

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ご覧のとおり。
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せっかくなので、メダリオンも楊枝でほじくりました。

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手順③
軽くボロ布で拭き、中に新聞紙を詰め込みます。最初は10分程度ですっかり染み込みますので、すぐ変えます。その後は30分、2時間とだんだん間隔を開けて、2〜3日しっかり日陰か室内で乾かします
日向では革が縮んでしまうので、やめましょう。

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乾燥し終わったのがこちら。

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横もキレイに。

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トゥのキズはこんな感じ。左足は結構深い。

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手順④
ヤスリで擦ります。最初120番くらいのやや荒めのでやすりがけし、240、400、800と順に細かくしていきます。

キズだけを狙い撃ちするのではなく、広めにやりましょう。力を入れず、広範囲を軽くなするイメージで。
キズを100%見えなくするように削る必要はないとのこと。
(多少残っていてもその後のカラーで目立ちにくくなるため。)

キズ部分だけを削った場合、このように表面が波打ってしまいます。靴のトゥには無理がありますね。。

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広範囲にやり直したのがこちら。

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手順⑤
ローションで水分&栄養補給します。
元々乾燥してたのもあるかと思いますが、一度では足りず、2回塗りました。(これはヤスリを広範囲にしていない写真です。削った所が少し凹んでいるのが分かりますね。)

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手順⑥
ヤスリで削った部分に色を入れます。

まずは、クレヨン補修にトライした結果をご覧下さい。(←貧乏性なので、まずは家にあるものでトライ!)
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赤と茶色、青をちょっとずつ塗っていくと…

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まあまあ良さげに

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ですが、クレヨンではしっかり補色できず、リペア跡が分かってしまいます。。


個人的には小さい範囲で目立たない場所なら、全然アリですが、トゥなので今回は断念。


やり直しで、革製品用の絵の具?を購入。絵の具の要領で色を作ります。

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茶系色の微調整をする時、明るくするには黄色、暗くするには青がいいみたいです。

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いい感じ。いよいよ仕上げに入ります。


手順⑦
クレム1925マホガニーをこのために購入。なんと日本で買うより高い!すぐ隣の国の製品なのに…


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指でちょっとずつ塗っていきます。

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するとみるみるうちに、復活!

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このクリームが最強と言う人の気持ちが分かりました。




最後に家にあったブルーのヒモを付けて、完成!

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(リペア前)
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そしてトゥの修復も全然目立ちません‼

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やってみての感想を一言で言うと、大満足です。


深刻なキズさえなければ、素人がある程度のところまで復活させるのは難しくないことが分かりました。

これをもってサステイナビリティを語るつもりはありませんが、古いモノを大事にすると気持ちがいいですし、今後もトライしてみたいと思います。


ヴィンテージトリッカーズを買う

少し前になりますが、何となく新しいことに挑戦したくなり、eBayで70's~80'sのトリッカーズを送料込4,000円弱で買ってみました。

目的は、洗って手入れしたら、どの位復活するか、試してみたくなったから。


eBayは商品をお気に入りに入れておくと、たまに出品者からオファーといって値引きが提示されることがあるんですが、今回はそれでまんまとポチっとやった訳です。


人生初の中古靴。

数日後、届いてドキドキしながら開けると、出てきたのがこちら。

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悪くない。ぱっと見は出品写真どおり。


心配だったニオイも、古い革製品のニオイはあるけど、そこまで臭くない。
よかった☺️
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でも、よく見るとトゥに結構なキズが…これは少し誤算😭

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カカトの減りは出品写真どおり。

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横にはこんな色がついてて、コバの色付け時についたのかと思ってましたが、洗ってみてビックリした話は次回に。

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