旧チャーチのブックバインダーカーフは種類がある?
以前報告した旧チャーチのモンクストラップWestburyウエストバリーについては、サイズが合わず、ひとまずお蔵入りしましたが、自分のサイズが出てきたので、また買っちゃいました。
文字はほとんど消えていますが、他のサイトの方によると、旧チャーチ(3都市)でも凹みのある刻印は、より初期で80年代のものらしいです。
で、早速丸洗いしてみたのですが、実は気付いたことが。
前回は、ブックバインダーカーフは意外と早く浸水するとお伝えしましたが、今回はどうも様子が違います。
一晩中、水に浸けてみましたが、明らかに浸水していません。
また、履きジワの修復も様子が違います。
前回は伸ばすことで革の形が変えられましたが、今回は難しい感じです。
年代によって革の質が違うのか、それともまさかの偽物?
あとで調べてみようと思いますが、もしご存じの方がいれば教えて下さい。
なお、バックル回りにあった青銅サビの付着物は、水に浸けたことで勝手に消えましたので、参考まで。
また、乾燥を終えてメンテしたら報告したいと思います。
検証:レッドウイングとユニクロジーンズの合わせ方
今回は、ユニクロのセルビッジデニムとレッドウイングのラフネックで、裾の折り方を比べてみました。
レッドウイングは、ご覧いただければ分かるとおり、赤ヒモに変えてます。
これは、アメリカに住んでいた時、近所の公園で見かけた若いお父さんにインスパイアされたものです。(別名パクリ)
茶色のおそらくベックマンのヒモを赤にしてて、ワークブーツの男臭さを小洒落た感じにしてたのを見て、カッコいいなあと。早速、自分のレッドウイングでやってみたところ、イイ感じに仕上がったので、ずっとこれにしてます。
ストレート
自分は、機能面から雨や雪の時に使ってます。普通っちゃ普通です。
ワンロール(2-3cm)
一回折るだけで、ジーンズとブーツの間にワンクッション入り、全体のコーディネートがしやすくなります。裏地は白っぽいので、今回でいうと明るいブルーのデニムシャツや、例えば白いTシャツと馴染むってことですね。
ワンロール(4-5cm)
ブーツが引き立ち、そしてセルビッジも目立ちます。ただ、どうしてもワーク系よりの印象を与えるので、全体のスタイルを選ぶかもしれません。
上をオーバーサイズコートとかできめられれば、オシャレさん確定ですね。
ロールアップ(2-3cm)
ブーツが引き立ち、またセルビッジアピールもできるので、自分の中では定番です。また、ここまで上げることで、ズボンの裾がブーツの中に引っかかってしまう問題もほぼ無くなります。
参考になれば幸いです。
中古靴レポ(失敗‼︎):サンダースのブーツ
着々とebayで購入しつづけてます。ヴィンテージ靴。
良い靴を手頃な値段で買えているのですが、いくつか失敗もしています。
今回紹介するのは、その一例。
Sandersサンダースのイギリス軍パレード用ブーツです。
Georgeジョージというモデルですが、実際に軍で使用されていたものの払下げ品となります。
カッコよくないですか⁉︎
いかにもミリタリーっぽくて、グリーンのパンツやカーキのチノパンに合わせたくなる佇まいです。
でも何が失敗かというと、パテントレザーだったことです。
パテントレザーとはエナメルのことです。
手入れせずにピカピカというメリットがある一方、ヒビ割れなりダメージを受けたものは直せないというデメリットがあります。
そして、ガッチリ革を固めてますので、ほとんど伸びません。自分にとってはちょっと幅が狭いのです。
雨の日用にしようかなとも思いましたが、裏がレザーソール&減り防止にスチールのプロテクターがついていて、すごく滑りそう…
もはや鑑賞用にしかならないかも、という約7,000円の勉強代でした。
カッコいいんだけどなぁ…(未練たっぷり)
レッドウイングを丸洗い
自分にとっては、2代目となるレッドウイング。
ラフネックというモデルのJ.Crew別注品(型番4183)ですが、セール&円高のおかげで1万5,000円以下だったので、思わず買ったやつでした。
これと同じモデル
↓
自分はレッドウイングといえばアイリッシュセッターという世代なので、白ソールの方がよかったなと思いつつも、履いていくにつれ、黒のゴツゴツソール?の良さが分かりました。
まず、ヒールが減らない。
先代は赤のアイリッシュセッターの白ソールでしたが、かかとの減りが早かった印象があります。が、これは全然減らない。
そして、雨に強い。
白ソールは、雨の日にツルツルした床などでたまに滑った記憶がありますが、黒のゴツゴツソール?は一切滑ることもありません。
キャンプや林道の散歩などアウトドアを中心に大活躍してくれてます。
と、そんな感じで、ガシガシ履いていたブーツも、購入からもう10年近く経ちましたので、今回丸洗いしてみることにしました。
では順番にいきましょう!
手順➀ ドキドキしながら水につける
正直今回はあまりドキドキしませんでしたけどね。なぜなら普段から外についたドロを水で流したりしてて、大丈夫なの知ってましたので。
手順➁ サドルソープ&スポンジ/古い歯ブラシで洗う
古い歯ブラシ大活躍です。使ってるところの写真を撮り忘れましたが、洗う前はこんな感じで、ドロやオイルの塊がありました。
それを歯ブラシで掃除するとかなりキレイになりました。縫い糸も白さが戻ってますね。
あと、靴の中も忘れずに洗いましょう。
手順③ 新聞紙を入れて2~3日乾燥
型崩れするようなヤワなブーツじゃないので適当です😁
だいぶ革が乾燥してるのが分かります。
手順④ オイルを塗って紐を付けたら完了
レッドウイングにはミンクオイルと決まってます(笑)ので、ミンクオイルの手塗りです。
あと、紐も外した後、ネットに入れて洗濯機で洗いましょう。結構汚れてますので。
で、紐を付けて完了!
ご覧のとおり、キレイさっぱりしました。
この手のブーツは履き込んでなんぼではありますが、たまには洗ってあげるといいですよー。
チャーチの値上げ!2021年から。
少しずつ値上がりしていたチャーチ(Church's)の靴が、さらに値上がりらしいです…
しかも、かなり大幅で、なんと約3割です。
メンズ 価格改定商品(一部)
・BURWOOD 96,800円 → 124,300円
・CONSUL 91,300円 → 118,800円
・CHETWYND 96,800円 →124,300円
・DIPLOMAT 96,800円 → 124,300円
(出典元)
https://www.british-made.jp/topics/churchs/202104150046007
本国イギリスではどうかというと、やはり値上げのようです。
しかもコンサルで言えば、495ポンドから720ポンドへと45%値上がり!
ちょっと信じられません…
(出典元)ファイナンシャルタイムス
Register to read | Financial Times
材料の高騰もあるとは思いますが、ファイナンシャルタイムスの記事では、以下のように書かれています。
・コロナ禍で通勤用の靴のニーズが激減した。買う人が多ければ価格は下がるが、逆もしかり。
・そして一方で、高級品の売れ行きは好調という面もある。
・コロナ禍が終わっても、通勤の靴に720ポンド(約11万円)払う人がどれだけいるのか。
・ブランドの今後はどうなるのか?
・プラダグループからはコメントなし。
きちんとした説明もなしに、45%値上げは到底受け入られるものではないと思うのですが…
果たして、チャーチの今後はどうなるのでしょうか。
元々プラダ傘下に入って、好ましくなく思っていた人も多いはずですし。
ちなみに、イギリスではリテイラーはまだ旧価格で売っています。
日本でも並行輸入品など旧価格で売ってるところもまだあるみたいなので、購入予定の方は急いだ方が良いかもしれませんね。
検証:ジーンズとブーツのコーデ集
ジーンズの裾とブーツの合わせ方を比べてみました。
今回のブーツはトリッカーズのストウ(マロン)と、ジーンズはリーの101です。
それでは早速行きます。まずは
ストレート
ワンロール(極細)
ワンロール(2-3cm)
ワンロール(4-5cm)
ロールアップ(1.5回)
いかがでしょうか?
それぞれ好みかとは思いますが、自分はワンロール(2-3cm)か、ロールアップ(1.5回)のが好きですね。
特に後者は、ブーツの上部まで上げることで、ブーツが際立つというか、綺麗に見えるので。
なお、幅の太いワンロールも同じ高さですが、どうしてもワークブーツよりの印象を受けるので、ジャンパーなど短めのトップスと合わせる感じになるのかなと思いますが、持ってないので…Tシャツとでもアメカジっぽくていいですけどね。
参考になれば幸いです。
旧チャーチを丸洗い
旧チャーチ(3都市)のウエストバリーを丸洗いしました。
今回のテーマは、
①ブックバインダーカーフのシワ伸ばし
②レザーソールのケア
の2点です。
早速いきましょう!
まず、水に漬けると、意外と早く浸水しますね。ガラスレザーと考えるとこれはすごく意外です。
汚れもあまりないので、サドルソープをつけて、軽くスポンジで擦る程度にします。あとはコバまわりだけ古歯ブラシでチャチャッと掃除。
その後、しっかりシワを伸ばしてから乾燥させます。濡らしている段階から、反り返っているつま先を逆に曲げる様にするだけで、十分効果があります。
そして、乾燥時にはそれをキープできるよう、新聞紙をパンパンに詰め、ある程度乾いたらシューキーパーを使います。
ある程度乾燥させた後(2日後)がこちら。
もうこの段階で、テーマ① 「ブックバインダーカーフのシワ伸ばし」については、結論出ましたね。
結論:丸洗い&乾燥で、だいぶ改善します!!
元がこちら。
ブックバインダーカーフは、一箇所が曲がるというよりコードバンのように大きなウネリのような感じでシワが出来るように思います。
なので、修復しやすいんでしょうね。
さて、乾かした後は、まずサフィールのレノベータークリームです。
聞いた話では、ブックバインダーはガラスレザーなのに、しっかり浸透するんだとか。
果たして…
確かに浸透してます。
グングン吸収とはいきませんが、明らかに浸透している感じがあります。
ブラシかけ後
そして最後、軽くカラークリームを塗って、馬毛ブラシをかけ、布で軽く拭いたのがこちら。
くたびれ感がなくなり、程々に履き込まれた感じになりました!
普通の人は30年以上前の靴とは気付かないでしょう。
確かにブックバインダーカーフは良い革であることが分かりました。
さて、テーマ②レザーソールのケアですが、まず洗う前のソールの状態はこちら。
かさかさして、ざらついている状態ですね。
このために買ったコロニルのソールガードの登板です。
ボトルの頭にスポンジがついてて、そこから出しながら塗ります。
塗り終わったら、クリームの瓶の底を使い、力を入れて押し込むようなイメージで擦ります。
すると、カサカサやヒビ割れが押し潰れ、締まった感じになります。
カサカサしてると水が浸透してくるのはもちろん、削れやすくなり消耗も早くなってしまいますから、靴底も少しケアした方がよいでしょう。
けど、こうして少し手入れしてみると良い靴はソールにも良い革が使われていることも実感します。
写真を撮ってなかったのですが、前に紹介したクロケットのヴィンテージも小さなヒビ割れが目立ちましたが、ソールガード&押し潰しで全く問題なく履けています。
テーマ②レザーソールのケアの結論です。
多少のカサカサやヒビ割れ位なら、ソールガード&瓶での押し込みで、問題なし!
(※あくまで個人の感想です😁)
ダメになったらハーフソールを貼ればいいですしね。(無責任😜)